
はじめまして、DesignCat Inc.代表の小宮です。
当記事では、DesignCat Inc.と、弊社が取り組む事業について紹介したいと思います。
1.僕が日本の地域を見て感じたこと
僕はいままで、研究室などの活動を通じて多くの地域を見る機会がありました。
例を挙げると、佐賀・新潟・鳥取・島根・山梨・宮城・静岡・大阪に住まわれる方々と地域課題を解決する活動を行ってきました。
その活動を通じて、様々な地域が抱える様々な課題を目の当たりにしました。また、そのほとんどはまだまだ解決されていません。地方創生が唱えられている今、課題はあると解っていたのですが、こんなにも日本の地方には解決されていない課題があるのか、と驚かされました。
一方で、既に地方活性化に成功し活気づいている地域もあります。何故その地域が成功しているのかを分析したところ、「地域外の人が地域に入ることで、その地域を活気付けている」という特徴が浮かびかがってきました。地域を動かす人は地域の中にいる人です。しかし、その人たちに気づきを与えているのは、その地域から外に出て、外から見たときの地域の魅力に気付いた人たちだったのです。そのような地域外の方が、地域の中の人と手を取り、膝を向け合ってコミュニケーションを取ることで、その地域にイノベーションが起きているのだと感じました。
ならば、僕達がその「地域の外の人」として日本の地域にイノベーションを起こしていこう。そう思って始めたのがDesignCatです。
2.僕達の考える“地域創生”
僕達がやるべきことは、僕達が得意とする「デザイン」と「テクノロジー」の知見を活かし、地域の魅力を発信し、すでにある産業を育み、新たな産業を産んでいくことで地域を豊かにする、そんな“地域創生”を行っていくことです。
ここでは、あえて”地方”ではなく”地域”と呼ばせていただきます。それは、いわゆる“地方”以外の地域も課題を抱えており、その課題に対しても目を向けていきたいからです。
僕達がNPOなどではなく、株式会社として地域創生を行っていく理由として「地域創生市場は儲かる」という意識を世の中の常識にしたいという思いがあります。
現在、農業をはじめ、地域の産業や地域創生は儲からないというイメージがついています。自治体などの制度もNPOにしたほうが地域に入りやすい制度となってしまっています。
しかし、それではいつまでたっても非営利の文化や助成金による援助からは抜け出せないのではないか、と僕は考えています。
そこで僕達DesignCatが先陣を切り、会社として地域創生市場で利益を上げることで、「地域創生は儲かる」というイメージを根付かせ、地域創生市場を大きく拡大していきたいと思っております。
市場が大きくなることで、新たな問題も出てくるとは思いますが、人口減少、集落消滅、少子高齢化が進むこの時代に尻込みしている場合ではないと思う次第です。
競合ではなく、”協合”として大きい企業から僕達のような小さい企業までが手を取り合って地域創生に取り組んでいけたらと願っております。
3.DesignCatの事業紹介
3.1 「こめのま」お米のECサイト
まず、僕達が解決したいのは「お米農家さんが儲からない」という現状です。
今まで地域活動を続けている過程で、お米を生産している農家さんが販路を持たず、流通の過程で手数料を多く取られ、農家さんに適正な利益が与えられていないということを改めて認識しました。
もっと言ってしまうと、助成金がなければ赤字(地域によっては助成金があっても赤字)になりながらお米を作り続けているという現状が見られました。
今も忘れられないのが、農家さんの「自分が作ることで喜んでくれる人がいる。それを思うと今年も田んぼに稲を植えているんだよね。」という言葉です。
そんな人たちの「食べ物を作る」という行為を少しでも応援出来るようなサービスを現在開発中です。
3.2 「PetaPeta」地域×エンターテイメント
僕達がもつプロダクトの一つに「PetaPeta」があります。
PetaPetaは、鬼ごっこをベースとしたエンターテイメントコンテンツとなっています。
僕達はPetaPetaを中心とした地域のイベントを起こし、その地域に訪れるきっかけを提供、地域を直接感じてもらうきっかけを作っていこうと思っています。
そのため我々はPetaPetaにそれぞれの地域に合わせたローカライズを施しています。
僕達は、「観光」という地域活性化手法において、「いかに地域内の人たちを巻き込むか」ということをなによりも大切にしています。外向けに観光イベントを開催しても地域内の人はそれを認知する機会がなく、その地域に根付く観光にはなりません。観光というのは、その地域に住む人の応援があって初めて成り立つ産業だと僕達は考えます。そのため、僕達はあえて観光イベントの企画に地域内の人を巻き込んで話し合いを進めていきます。
現在は静岡県下田市と「防災×観光」のコンテンツとしての「Peta Peta」を企画・開発中です。これについて詳しい話が聞きたい!という方や、スポンサードしていただける方、いらっしゃいましたら一報入れていただけると嬉しいです。また、今後は、既存のゲームやアニメといったコンテンツとのコラボレーションもできたらと思っております。
4.これがDesignCat Inc.
以上、DesignCatと、現在行っている事業についての紹介でした。
どんなことをしたいのか、どんなことを行っているのかの大枠は伝わったのでは無いかと思います。
僕達は、これからデザインとテクノロジーを使って日本中の地域を盛り上げていきます。
僕達と一緒に地域課題を解決していきたいという方、もしくは仲間に加わりたい!という方は是非ご連絡してください!